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展示予定

Naoto Fuchigami × Kim Jiwon
Duo Exhibition "Between the Fragments"

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JPS GALLERY にてKIM JIWONさんとの二人展を開催します。
半導体を使った
シリーズに加え、完全新シリーズも初発表する予定です。

KIM JIWONさん
https://www.instagram.com/puchipachiooo/

◆会期
2025/5/3 (sat) - 6/1 (sun) 11:00 - 18:00 月曜休廊
Opening Reception: 5/2 (fri) 17:00 - 20:00

◆会場
JPS GALLERY (TOKYO)
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-27-4 東武第二ビル1階

電話:03-6812-9306
アクセス:東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅7番出口より徒歩2分、JR山手線原宿駅東口より徒歩7分
https://jpsgallery.com/

入場無料

お問い合わせ: yuri@jpsgallery.com

◆展示概要

Kim Jiwonと淵上直斗による本展は、作風やコンセプト、出自が全く異なる二人が、それぞれの制作における出発点に共通項を見出し、そこから発想されたキーワード「Between the Fragments」をテーマにしています。

Kim Jiwonは、主に韓紙を支持体に、女性の身体をモチーフとした作品を制作しています。彼女の作品に描かれる身体は、歪みや誇張を伴いながら、作家自身の身体的コンプレックスを克服する過程を映し出しています。特に、身体の断片を描き、それを糸で縫い合わせながら再構築するプロセスは、創作行為そのものを「治癒」と「浄化」へと昇華させ、美的抑圧への抵抗と自己受容の姿勢を示しています。また、身体の分断や誇張を通じて、社会が無意識のうちに押し付けてきた美の基準に疑問を投げかけ、ありのままの姿に潜む美を探求することで、自らを受け入れるための対話を続けています。

淵上直斗は、大学で専攻した量子物理学を背景に、物質世界の奇妙さや人類との関係性を探求しています。その関連性から、ICチップとして切り出される前のシリコンウエハー(半導体)を粉砕し、素材として使用しています。人間がプロダクトとして規定したものを破片や粉末という物質に戻すこの行為は、「物事を単純化し枠にはめ込もうとすることや、逆に単純化するがゆえの不正確な補間」といった営みに対する関心に由来します。

二人の表現は一見対照的ですが、共通するのは「我々が当たり前だと信じるものの外に美しさや価値を見出そうとする姿勢」です。「Between the Fragments」というタイトルには、人間やその社会が定義しカテゴライズした概念や基準を、散在する「破片(Fragments)」と捉え、その間にあるものや曖昧な領域に焦点を当てるという意味が込められています。
本展では、この共通の制作態度を軸に、それぞれの作品が交差しながら新たな視点を共有します。



 

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